急遽、曇天の中で桜を見に行く

そろそろ花見に行かねばと思いつつタイミングを迷っていて、今日も雨の予報だったのでとりあえず昼に買い物にだけ出かけたら、めっちゃ晴れていた。

もしや、と思って雨雲レーダーを見たらその時間から先に雨雲がかかっておらず、今日これからずっと晴れなら行くしかない!と思って買い物を済ませてから同居人と急遽花見に行くことにした。


電車でしばらく揺られて大きな公園に来た。

家に引きこもってることが多いから、たまに自然に触れると結構嬉しくなる。晴れていたらもっと良かったけど、公園に着いた頃には落ち込んでる色をした分厚い雲が空を覆っていた。

薄暗い中でも桜はちょうど見頃で、公園のそこいらで美しく咲いている。久しぶりに桜並木もルンルンで通った。

今回行ったのはかなり広い公園だったので、歩いて色んなエリアを周るたびに目的の桜以外にもきれいな花がたくさん咲いていて嬉しかった。

桜がたくさん集って咲いているところにちっちゃいレジャーシート敷いて、来る途中に買っておいたパンを二人で食べながら過ごした。曇ってるからちょっと寒かったけど、色んな人たちが各々の幸福で笑顔になってるのを見て微笑ましく思ったりしていた。


なんか冷たい水滴が腕に飛んできた。雨だ。雨雲レーダーのこと信用しすぎてた。平気で雨が降ってきた。あと風もめっちゃ強くなった。

一応折りたたみ傘も持ってきてたから差しながらパンを食べてたけど、風が強すぎて何回もひっくり返った。雨、降るなし。風、吹くなし。

ってか折りたたみ傘自体にも不満がある。割と高価なもので、ボタン一つで折りたたまれる上に、傘にガイドとなるプラが入っていて一瞬で丸めることができるやつなんだけど、このガイドが機能しなくなってむしろ折りたたむのに手間がかかるようになった。説明が難しいけど、とにかく良い機能だったものが劣化して普通の折りたたみ傘より使いにくくなっている。こんな高いのに。


とにかく、雨がひどくなる前に帰ることにした。

しばらく歩いて公園の出口が見えてくる頃、雨も風もやんでいた。相変わらず雲はかかっていたけど、隙間からスポットライトみたいな太陽光が煌々と覗き込んでいて、なんならちょっと暖かくなってきた。

公園から出て、桜並木を裏から見ながら帰っているときには晴れていた。

最初から晴れてくれれば嬉しかったし、なんか嫌な顔されて追い出された感じにもなったけど、まあでも実際は自然ってこんな感じだよね、とも思った。

花見シーズンだから晴れてあげよう、というような気遣いがなく、我々を翻弄してくるその姿こそが自然だ。


いや、嘘、ごめん。なんか悟ったようなこと言ってるけど、実際は「晴れろよ」と思ってる。ついでに雨雲レーダーにも「嘘つきが」と憤ってる。気象庁にはホントごめんだけど。

まあとにかく、花見は来年以降にもまたリベンジしたい。