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【感想】Ghost of Yōtei

ゲーム

去年の10月に遊んだGhost of Yōteiの感想を残しておく。

ゲームプレイ

前作「Ghost of Tsushima」に引き続いて、緊張感のある切り合いが楽しかった。ボタン連打でバッサバッサとなぎ倒すわけではなく、相手の動きや間合いを見て隙を突いては一太刀ずつダメージを与えていく。ある種ターン制のような面白さがあり、殺意のぶつけ合いを静かに一つずつ制していくのがかっこいい。特に、(前作からだが)相手の攻撃をパリィして反撃するのがたまらなく快感

今作は武器が数種類あり、武器ごとに特徴がある。武器には相性があるので相手の武器に合わせて有用な武器を選んで戦うと攻めやすくなるが、かっこよさを求めてあえてお気に入りの武器で戦うロマンも大事にした。私はとにかくアクションの見栄えがいい双刀をよく使っていた。武器によっていくつかの技がある他、メイン武器以外にも煙玉で撹乱したり苦無(クナイ)で遠くの敵を倒したりでき、戦闘における選択肢が豊富でアクションを単調に感じず楽しめた

マップは相変わらず広大で、各所で見られる自然の美しさは圧巻。また、風による目的地への誘導、黄色い鳥による各スポットへの誘導など世界設定を邪魔しないどころか深めている演出も前作に引き続いて素晴らしい。特に探索中は画面上に一切のHUDを表示せず、ただ広大な蝦夷地を駆けている画だけを見せるような演出になっているので、ずっと眺めていられる。

馬での移動も快適で、今作から花や水の中を通ると加速するようになって移動にちょっとしたボーナス要素があるのも嬉しい。

ストーリー

おおまかな流れとしては、主人公・篤が家族の復讐のために蝦夷地を牛耳ろうとする一派を討ち倒そうとする話。
私は復讐劇が結構好きなので、今回のストーリーもとてもハマった

前作ではストーリーとゲームプレイに対してちょっと腑に落ちなかったポイントがあった。前作主人公は侍として育てられており、プレイヤーもかなり王道の手段を取ってゲームを進められるのだが、ストーリー進行の都合で邪道かつ暴力的な手段を取ったことにされた挙げ句「侍じゃない」とか言われてしまう。私はゲームシステムとして存在していた暗殺も使わなかったし、きちんと刀同士の戦いにこだわったのに……と少し残念な気持ちだった。

今作は最初から復讐が主目的の浪人であり、ある程度邪道をいってもキャラ設定と合っていたので感情移入したままに楽しめた。


私はあからさまなTHE ボス敵みたいな敵の集団がかなり好きだ。一つのチームになっていて予め人数や名前が明かされていて、こいつらを1人ずつ倒していくんだな、という感じの組織。例えばMGS1〜3のFOXHOUND、デッドセル、コブラ部隊とか、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」でいう柱の男とか暗殺チームとか、ワンピースの王下七武海とか。

だから今作の「羊蹄六人衆」はかなりツボだった。しかもトップの斉藤以外、一人ひとり漢字であからさまに敵っぽい名前(蛇、鬼、狐、蜘蛛、龍)が付いている。かっこいい〜〜〜!!!!

仲間のキャラクターも魅力的で、特に途中で再開する十兵衛との関わり合いが好きだった。十兵衛みたいな常に現実的に着実に生きているリーダーに憧れがあるし、守るべき家族や仲間を優先する姿勢がかなり好き。一方で家族の復讐を何が何でも果たそうとする篤の強引さも理解できるから、十兵衛と篤が置かれた立場の違いで揉めながらも家族としての縁をギリギリ繋いでいる感じが切なくて引き込まれた


メインクエストがドラマティックで面白いのはもちろんだが、サブクエストも毎回興味が惹かれる作りになっていて、かなりサブクエストを潰しながら進めていた。

篤は正義のヒーローではないし、復讐だけがエンジンなので「邪魔するならそいつも全然殺す」というスタンスなわけだが、サブクエストでなんだかんだ面倒事に巻き込まれて他人を助けては穏やかになっている瞬間に人間味を感じた

サブクエストが面白すぎて、メインクエストが終わる頃にはほとんどのサブクエストが完了していた。

その他

クリアしてみて改めて思ったが、ゲームの難易度はちょっと難し目だったように思う。厳密には、難易度があんまり下がらないことによる難しさ。

難易度ノーマルだとアクションゲームが得意な人は楽しいだろうという確かな手応えを感じる一方、そこまで得意じゃない私が難易度を結構下げてもギリギリ対応できるような戦闘が何度かあった。スキルや装備変更で強くはなるものの、防御力がどんどん上がったりするわけではないので終始緊張感は保たれる。

ロードは爆速で、ファストトラベルがほんとうに1秒で終わる。とにかく広くスポットが多い蝦夷地を行ったり来たりするにはあの速度のロードがないとちょっとしんどかっただろうなと思った。

あと、コントローラーの振動がかなり細かく演出されていて素晴らしかった。戦闘シーンにおいてはもちろんのこと、馬の足踏みに合わせて振動したり、戦闘前のBGMの三味線に合わせて振動したりしていた。こういうゲームからのリアクションがあるだけでかなり没入感が深まる。

今回は日本語で遊んだが、篤の吹き替えをしたファイルーズあいが素晴らしいなと思った。声だけで感情の機微を表現している。ただ、声優自身のことを知っているとどうしてもキャラの背後に声優が見えるのは難点かもしれない。

スクリーンショット

いっぱい撮ったのでいっぱい載せる